2024年度「浜の活力再生プラン優良事例表彰」 共水連会長賞に秋田県地域水産業再生委員会が選出されました
3月10日、東京・千代田区の農林水産省7階講堂で「浜の活力再生プラン 優良事例表彰式」(水産庁・JF全漁連 主催)が開催され、秋田県地域水産業再生委員会(八峰町地区)が共水連会長賞を受賞しました。
「浜の活力再生プラン」(通称「浜プラン」)は、2014年に始まった水産業・漁業の地域活性化に向けた改革の取り組みで、「浜の活力再生プラン 優良事例表彰」は、浜プランの推進において、地域が一体となって漁業収入の向上やコスト削減の取り組みを行い、他の範となる顕著な実績をあげた地域水産業再生委員会を表彰するものです。
(写真左)秋田県地域水産業再生委員会(八峰町地区) JFあきた北部支所 門脇支所長
(写真右)JF共水連 楠田会長
共水連会長賞を受賞した秋田県地域水産業再生委員会(八峰町地区)では、資材・燃油価格の高騰、時化の影響による出漁日数の制限や主要魚種の不漁などにより、漁業者の所得が減少するなか、安全で安定した「つくり育てる漁業」を推進していくため、若手漁業者グループが中心となりサーモンの養殖事業に取り組んできました。
この取り組みは、冬場の大きな収入源である、「県の魚」ハタハタの不漁や時化の影響で出漁できないなどの理由による漁業者の所得の減少を抑制し、この時期の新たな所得源となる可能性を切り開きました。同地区では、従来から地理的に養殖事業が困難とされてきましたが、本取り組みはその固定概念を打開した革新的なものであり、同県における水産業の新たなモデルとして高く評価されるとともに、養殖事業が困難とされている他の地域における応用の可能性についても期待されています。
秋田県地域水産業再生委員会(八峰町地区)
浜プラン詳細:https://hama-p.jp/hamaplan/20070
(外部サイト)
