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第29回全国青年・女性漁業者交流大会 JF共水連会長賞に小本浜漁業協同組合女性部が選出されました

 3月7日、東京・グランドアーク半蔵門で「第29回全国青年・女性漁業者交流大会」(JF全漁連 主催)が開催され、小本浜(おもとはま)漁業協同組合女性部(岩手県)の「地域の新しい特産品で浜を元気に!―低価格水産資源の6次産業化の取り組み―」がJF共水連会長賞を受賞しました。


 本大会は、全国の青年・女性漁業者が日頃の研究や実践活動の成果を発表し、知識や情報を共有することで水産業・漁村の発展と活性化を目指すもので、29回目の開催となる今大会には、全国から29の青年・女性漁業者団体・個人が参加し、環境改善や漁業収益の向上など様々な取り組みが発表されました。


 今回、JF共水連会長賞を受賞された小本浜漁業協同組合女性部の地域では、近年の環境変化などにより水揚げ量が減少しており、地元水産物の付加価値を高め、収益を向上させる取り組みや地産地消の仕組みの確立などが課題となっていました。


 そこで、これまで低価格の水産資源として扱われていた、川に遡(そ)上し、ふ化場で採卵を終えた秋サケに着目し、これをお好み焼き風に加工した「小本浜鮭ん坊」を開発しました。


 産直施設や地域内外のイベントなどにおいて、「小本浜鮭ん坊」の販売を行うことにより、地域外からの集客にも大きく貢献するとともに、女性部員にとっても地元の小本浜に対しての誇りを持って活動することができました。この6次産業化の取り組みを通じて、地域全体の活性化にもつながっています。


 当女性部は、今後もいろいろな地域食材の可能性を探っていく予定であり、さらなる地域活性化が期待されます。