3月1日、東京・農林水産省7階講堂で「浜の活力再生プラン　優良事例表彰式」（水産庁・ＪＦ全漁連 主催）が開催され、秋田県地域水産業再生委員会（八峰町地区）が共水連会長賞を受賞しました。

　「浜の活力再生プラン」（通称「浜プラン」）は、2014年に始まった水産業・漁業の地域活性化に向けた改革の取り組みで、「浜の活力再生プラン　優良事例表彰」は、浜プランの推進において、地域が一体となって漁業収入の向上やコスト削減の取り組みを行い、他の範となる顕著な実績をあげた地域水産業再生委員会を表彰するものです。

（写真左）秋田県地域水産業再生委員会（八峰町地区）　ＪＦあきた北部支所 門脇支所長

（右）JF共水連 髙田専務

　

　共水連会長賞を受賞した秋田県地域水産業再生委員会（八峰町地区）では、藻場の減少が進むなか、より効果が高く継続可能な藻場の造成技術を考案し、秋田県八峰町で古くから営まれてきたギバサ（アカモク）漁の漁場回復に取り組んでいます。

　この取り組みは、高品質のギバサを増やすことで漁業所得の改善が期待されるほか、アワビやサザエなどの生育、イワガキの漁場再生にもつながり、幅広い磯根資源の回復が期待されます。また、ギバサ加工業者の原料不足解消にもつながり、漁業者と加工業者が協力して実施し、同町が発祥とされる秋田のギバサ文化継承にも大きく貢献しています。

　この地域一丸で取り組んだ浜プランは秋田県の伝統的な海藻文化を未来へつなぐ功績をあげ、活動のさらなる進展が期待されます。

秋田県地域水産業再生委員会（八峰町地区）

浜プラン詳細：https://hama-p.jp/hamaplan/20070

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